ネット関連要注意情報
このページでは、インターネット関連の注意すべき情報を紹介しています。 日本リードメールサイトの広告の中に、時々「マネーゲーム」と称した「ねずみ講」が混じっていることがあります。また、「サイドビジネス」と称した「マルチまがい商法」も見かけます。その様な輩に騙されて損害を被らない様に、今回は「ねずみ講」「マルチ商法」とは何かについて調べてみました。 まず、「ねずみ講」とは、正式名「無限連鎖講」と言い、法律で禁止されています。参加しただけで処罰されます。
無限連鎖講の防止に関する法律の条文 「ねずみ講」は、「(金銭等の授受が)無限に続く事」を前提にしたシステムです。ですが、本当は、条文にあるように「終局において破たんすべき性質のもの」です。なぜか? 現存する人間の数には限りがあるからです。「ねずみ講」に参加した人は、ピラミッド型に増えていきます。頂点に近い人物は儲けを得ることが出来ますが、人類に数には限りがある為、ピラミッドの底辺に位置する人は、紹介する人がいなくなり、収入を得られません。 つまり、「ねずみ講」は、初めから破綻したシステムであるといえます。ちなみに、「マルチ商法」と「ねずみ講」が混同される場合がありますが、別物です。一般に「マルチ商法」と呼ばれるものは、「特定商取引に関する法律」の第33〜40条の「連鎖販売取引」で各種の禁止事項や規制事項が規定されています。 「マルチ商法」と「ねずみ講」の違いは、単純には、「商品販売」を目的としているか否かで分けられると思います。 一般に日本では、「マルチ商法」「マルチまがい商法」は、「悪徳商法」の意味で用いられます。 ただし、本来の意味での「マルチ商法」は、MLM(マルチレベルマーケティング)と言う手法の事を指し、合法です。 つまり、MLMそのものは、合法の手法ではありますが、一部にMLMを悪用した、ねずみ講まがいの商売があるということです。
ちょっとややこしい話になってきますが、整理すると次の様になります。「ねずみ講」と悪「マルチ商法」と「MLM」の違い
- 「ねずみ講」=商品販売を目的をしていない、「金銭等の配当」のみを目的とした組織。
- 悪「マルチ商法」=商品販売を目的としているが、商品が非常に高額である等、常識的を逸脱しているもの。または、商品販売の体裁を取りつつ、実は金銭取引しかなされていない。
- 「MLM」=商品販売を目的として、実際に商品販売をしている(商品、価格等が)合法で常識的に問題ないもの。
以上が、「ねずみ講」と「マルチ商法」と「MLM」の違いの簡単な説明となります。 ここからは、「ねずみ講」の具体例を挙げる事にします。
リピートスリーRと言う「ねずみ講」は、次のようなメールが送られてくることで始まります。メールの中で懸命に「合法」を謳っていますが、完全に「違法」です。 「リピートスリー」は、以前あった「リピートファイブ」の二番煎じです。他にも「リピートフォー」もあるらしいです。 「リピート云々」は違法であり、既に摘発者も出ています。
参考:「ネットねずみ講」初摘発
上記のような「マネーゲーム」と称した「ねずみ講」は、幾つかパターンがあるようですが、結局は「犯罪」です。
ホームページのスペースをレンタルすることを媒介として会員を増やすマルチ商法があります。
時々、これに良く似た商法をリードメールで見かける事があります。気を付けましょう。
最後になりますが、「ねずみ講」も「マルチ商法」も参加しただけで犯罪の片棒を担ぐ事になります。合法とされているMLMにしても、その境界線は曖昧です。
「簡単に稼げる」「手間なく稼げる」なんて、そんな商売あるわけありません。
商売を紹介しているHPに「簡単」「楽に」等の言葉があれば、それは、ほぼ間違いなく「嘘」です。
また、「最高で○○万円稼げる」と言う謳い文句も、あくまでも理論上の数字であって、実現する可能性は非常に低いと言えます。
騙されて損をするのは貴方です。気を付けて行動しましょう。
このサイトでも紹介している懸賞サイトは、スポンサーが提供する懸賞品によって、サイトの運営を行っています。そのおかげで、懸賞サイトに無料で登録、参加することが出来るわけです。
しかし、中には「ちょっとおかしいな」と思う様な「懸賞」があります。
これは、管理人の体験談です。ある懸賞サイトで紹介されていた懸賞に応募しました。その懸賞には、「大手独自プロバイダのADSLサービスの3ヶ月無料」というダブルチャンスが付いていました。 懸賞に応募して2,3日して私の所に電話がありました。
「先日、応募頂いた、懸賞のダブルチャンスに当選されました。つきましては、大手独自プロバイダのADSLサービスのお申し込み用紙をお送りいたします。」
「...既に利用しているプロバイダーがありますから結構です。」
と、丁重にお断りしました。すると、「そうですか。それでは正賞の抽選は、まだですので、発表をお待ち下さい。」と言われました。 この話のおかしな点は、1.「無料で3ヶ月」は、「大手独自プロバイダ」独自のサービスであり、この懸賞スポンサーを通さずとも受けられる。
2.正賞の抽選の前にダブルチャンスの抽選のみ行った点。
「大手独自プロバイダ」では、ADSLサービスの紹介者に報酬を出しています。今回のケースは、それを、狙ったものと思われます。
この様に「ダブルチャンス」と称して、何かしらサービスへの登録を求められる場合があります。しかし、自分に必要なサービスでない場合はキチンとお断りしましょう。
誤解されると困るのですが、「全ての懸賞スポンサー」が悪いと言っているわけでは、決してありません。
一部、今回紹介した様な、「悪質な懸賞スポンサー」もいると言うことです。
安心して小遣い稼ぎを行う為にも、くれぐれも慎重に行動しましょう。
フィッシング詐欺とは、実在の銀行・クレジットカード会社やショッピングサイトなどを装ったメールを送付し、そこにリンクを貼り付けて、その銀行・ショッピングサイトにそっくりな「罠のサイト」に呼び込み、クレジットカード番号やパスワードなどを入力させてそれを入手してしまうという詐欺です。
アメリカで報告された犯罪の多くが、わずかに時間を置いて日本でも同様の犯罪が発生すると言われています。近年ではインターネットの普及によりその速度は加速しているようです。
現に、Yahoo! JAPANを騙る「ユーザアカウント継続手続き申請書」という表題の着いたメールが私の所にも送られてきました。⇒Yahoo! JAPANを騙るインチメール本文
今回はYahoo! JAPANでしたが、今後、eバンク銀行やジャパンネットバンクなどを騙るメールが送られてこないとも限りません。実際にアメリカのオンライン決済サービス PayPalを騙ってクレジットカードのデータなどを盗み取るメールを送りつけるという事件も発生しており、銀行を騙るフィッシング詐欺には注意が必要です。
フィッシング詐欺対策としては、とにかく確認することが大切であり、どんなに巧妙な(本物らしい)メールであっても銀行の暗証番号やクレジットカード番号などの情報の入力を求めるようなメールの場合は、メールに付記されたURLではなく、普段自分の使っていURL(ブックマーク・お気に入り)からアクセスする事をお勧めします。